生豆が色づく、それまでに。

昨日は、東大和市に行ってきました。


わたしは教育関連の仕事に就いていて、その分野の「研究大会」があったのです。


午前中は基調講演でした。その分野について広く深く知っているであろう講師による話で、とてもおもしろかったです。講師は90分間のつもりで講演内容を準備していたけれど、彼の勘違いで、予定された実際の講演時間は60分間でした。早口でしゃべる講師が、すこしおかしかったです。いい話でした。結局、講演時間を16分くらい超過していました。聴講者たちが、昼休みをその分あきらめて静聴したわけです。その価値があったと思います。



午後は、分科会でした。わたしの振り分けられた分科会は、その分野における事例の発表、ポスターセッション、グループ討議とその討議内容をまとめたもののグループごとの発表と、盛りだくさんでした。


わたしは、「(グループ内で)いちばん若い」という理由で、発表者となりました。「パワハラじゃないからね」とおっしゃる、向かい側の席に座っていた男性の顔を覚えています。同じ卓についたグループのみなさん、素敵な方でした。それぞれの、この分野における知見を交換し合えました。


駅へと向かう帰り道、コーヒーの香りを察知しました。そのまま進行方向へむかうと、やはり焙煎所がありました。自宅のコーヒーのストック量を思い出し、入店しました。


パーマをかけた頭髪がチャーミングな女性の店員が接客してくれました。わたしは、ミルクありでもなしでもそこそこバランスのとれた味わいが楽しめるものを……と伝え、いくつか紹介してもらった品種のものから、値段が適当なものを選びました。


店頭にたくさん並べて置かれたタルたちはどれも生豆で満たされていました。その場で焙煎してくれるとのことでした。コーヒーのサービスチケットをもらい、奥のカウンターで別の店員にその場で淹れてもらいました。とても良い香りと、味でした。ハンドドリップしてくれた、初めに接客してくれた店員とは別の女性店員も、素敵な感じの人で、他のお客さんが入店してくるまでの間、会話を楽しみました。


電車に乗って帰り、降車駅に近づく頃、同じ「研究大会」に参加した知人に出会いました。少し話をして、改札を出て別れました。





なんでもない日記を、読んでくださってありがとうございます。