顔見知りの多いまち

梅雨でじめじめしますね。でもそれがこの国らしい気候といってもいいのでしょうね。お米が育つためにこの気候は欠かせないものでしょう。この梅雨の時期があるから僕は国産の美味しいお米を日々食べることができる……なんてことを安易に言えるほど、僕はさまざまなものごとへ心からの感謝を抱いているかと言われれば、たじろいでしまう始末です。


僕はゆとり世代ではありません。厳密には、僕のすぐ下の年代からのことをゆとり世代というそうです。僕は1986年生まれです。ネット記事か何かで広告を見たのですが、「ゆとり世代を動かすのには、横から目線だ!」というような趣旨の本があるみたいです。類書もきっと多いことでしょう。


僕のまわりには、僕が「よくしてくださるなぁ」と思うような年上の人たちがたくさんいます。その人たちは、僕を尊重し、フラットな関係で接してくれています。ですが、その人たちがみな、前途のような本、その類書のようなものを読んでそのようにしているとは思えません。みな、自然に接していて、その結果僕がこのように感じているのです。


人との関係というのが、何よりの財産かもしれません。僕は、いまの人たちとの関係を未来に活かすつもりで、今の仕事をしているでしょうか。このことを、もっと意識し、考える機会があっても良いように思います。


僕の今のおもな仕事は、その地域における教育や学習に関わるものです。おまけに、じぶん自身も、その対象となる地域内に住んでいます。そのおかげか、じぶんが住み、働いている地域で移動をしたり休暇を過ごしたりしていると、ひんぱんに知った顔を見かけます。


僕に、現在のじぶんの人間関係を未来に活かす意識がまだまだ足りないことはさし置いていえば、今のじぶんはいい仕事に就いているなと思います。地域の人たちと関係を築く機会に恵まれているからです。



お読みいただき、ありがとうございました。