暇人のimagine(嘆き)

そう、僕はどう見たって忙しくなんてないのです。とういうか、どう見たって暇人なのです。漫画読んだり小説読んだり雑誌読んだり昼寝したりご飯食べたりのんびりお風呂に入ったり、楽器持って歌ったりしてばかりいるんですから。


そのくせ仕事に家事に忙しそうな口ぶりを演じてしまうことがあるのです。パフォーマンスになってもいないパフォーマンス、虚勢だなぁと思います……(ああ、むなしい)


こころが散らかっているだけなのかもしれません。こう、すっきり整頓して収納すれば、なんだこんなにまだまだ余裕あるじゃないの!  という程度のタスク量なのじゃないかと。


好きなこと、やりたいことも「課して」しまっているのかもしれません。だれからも課されないことが「好きなこと、やりたいこと」の定義なのだとしたら、僕は自分の「好きなこと、やりたいこと」を履き違えてしまっているんでしょうか。ところで、「だれからも課されないこと」の「だれ」のなかに、自分はカウントされるのでしょうか?  ……などと独り言をつぶやいてしまうような状態こそが、こころが散らかっている状態とでもいえるのでしょうか……(ああ、はずかしい)


はだかになれるって、すごいことだと思います。いえ、それをすることをためらわせるのはすべて後天的に身につけたことであって、そもそも本来だれもがはだかなのでしょうけれど……身につけさせてくれと願ったおぼえもないのですが、ぼくは、がさがさとささくれ立ったような衣服を、気づいたらまとっていたのです……(ああ、脱ぎ捨てたい)


脱げば、いいじゃない?

これから寒くなる季節か、知らないけれど……(ああ、つめたい)