のうのうとしている?

ずぅっとずぅっと、しけしけ、さむざむ……と感じていたら、昨日は一転、むしむし、ぎらぎら、暑苦しい1日でした。


天候や災害のことを指して、「今年はおかしい」なんて言う人に出会うことが少なくありません。話を合わせて僕も「ほんとですよね」なんていいがちです。さも地球規模でおかしなことがたくさん起きているかのような言い草に感じられなくもありませんが、厳密にいえば、きっとこれまでにも「おかしい」と言いたくなるようなことはたくさん起きていて、それが個人に知覚される機会が増えたということなのかもしれません。より、情報が、早く、多く、明るみに出やすくなったというだけなのかもしれない……ということを思います。知らなくてもいいようなことまで出回ったり、正確さに欠ける情報に翻弄される機会を多くつくっているんじゃないかとさえ思ってしまいます。


極端なものを参照されると、対比効果が生まれて、感じ方が相対的になるでしょう。じぶんが元気にしているところに元気な人に出合ったら、お互いの目線は合うし、共感し合えるかもしれません。けれど、片方がそうでない場合、不和、理解のなさをどちらかが、もしくは双方が嘆くような状況になってしまうかもしれません。


そんなときこそ、相対的な対比効果に惑わされず、なるべく絶対的な基準を努めてさがし求め、冷静になりたいものです。そうして落ち着いて判断を下して、行動したり歩んでいったりすることで、知らなくてもいいようなことや正確性に欠ける情報に翻弄される機会は、少なくて済むのじゃないかと思います。


なんて言っていられるのは、僕が本当に緊迫した場面、切羽詰まった状況を知らないだけなのかもしれませんが……のうのうとしている自分、という評価が絶対的にも適切なものかどうかは、今後も気にしながら歩んでいきたいところです。