「なぁんだ」の夏、2018。

「なぁんだ」と思いました。


なにが「なぁんだ」なのかといいますと、今日が土曜日であることが「なぁんだ」なのです。なぜ今日が土曜日だと「なぁんだ」なのかといいますと、昨日が金曜日だったからなのです。ではなぜ昨日が金曜日だと今日が土曜日であるがゆえに「なぁんだ」となる理由になるかといいますと、昨日が8月31日だったからなのです。なぜ昨日が8月31日であり、その翌日の今日が土曜日であるからして「なぁんだ」なのかといいますと、僕は昨日、思ったわけです。「(今日は8月31日か。夏休みも終わりだなぁ……学校の宿題を終わらせようとしている生徒たちが、この中にもいる※のかもなぁ……)」(※〈僕〉はこれを思ったとき、職場にいました。〈僕〉の職場は、ある公共施設のロビーに面した事務室であり、夏休みシーズンはロビーに勉強しにくる生徒の数もいっそう増える様子が、事務室の中からうかがえるのです。)


そう、同時に僕は昨日、こんなことも思ったわけです。「(長いような短かったような君たちの夏休みも今日で終わりか……明日からまた学校がはじまるわけだね。まぁ労働者の僕には君たちのような長い夏休みはないから、どうでも良いことなんだけどね……)」、と。


そう、もうとっくにおわかりかもしれないのに駄文でかさを膨らませる愚かな遊びに付き合ってくださっているあなたに僕はあやまらなきゃぁいけないかもしれないけれど、こんなスルーしてもなんら問題の発生しないであろう駄文に付き合い続けてくださっているということは、少なからずその現状を悪くは思っていない、要は好きでやっていることであろうと予想できる点を踏まえて、あえてあやまらずにおき、むしろ、感謝を述べておこうと思います。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。


「なぁんだ、今日は土曜日じゃないか。いくら9月1日だからって、土日に学校行かないよね?  つまり世の生徒さんたちの中には、今年の夏休みが実質9月2日までという人が一定数いるわけで、昨日が8月31日でいわゆる〈夏休み最後の日〉みたいな遠い感慨にふけった自分が馬鹿みたいじゃないの、ちょっと返して欲しいけどそこまでのことでもないのは明らかだよね、はぁ、悩ましい。悩ましくもないけれど。」といった「なぁんだ」を、昨日から今日にかけての僕は感じたわけなのでありました。



ところで、9月を待たずにとっくに学校が始まっているという声を聞きます。それこそ、ホントの「なぁんだ」でしょうかね。