手帳の効能

・手帳を買って、書いている



「ほぼ日5年手帳」をおよそ半年前に買って、毎日書いています。何を書くか、買った当初はテーマが絞れていませんでしたが、半年間書いてみて浮かび上がってきたテーマは、「体調管理」でした。起きた時刻、寝た時刻、月齢、天気、その日あったことや考えたこと、体調が良かったり悪かったりしたことに対する自分なりの考察などを書いています。「5年手帳」なので、1日分のスペースは見開きの左側のおよそ5分の1ですが、だいたい見開き右側の空白ページにまではみ出して書いてしまいます。来年以降、はみ出し可能なスペースが尽きて困り始めるだろうなぁと思いながらも、ほとんど毎日、はみ出して書いています。



・赤いマステ、青いマステ



「特に体調が良かった」と感じる日には赤いマスキングテープを、逆に「~悪かった」と感じる日には青いマスキングテープを、先端を少し余らせて二重に折り返し、ふせん紙のようにページの上部にはみ出させて貼り付け、マーキングしています。そこにある記述を「良かった・悪かった」原因を考えるヒントにして、体調管理に役立てる魂胆です。


ここで、「体調が良かったと感じた日」の共通点を寄り抜いてご紹介します。



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・前日夜から、充分な睡眠時間がとれた

・前日~当日、規則正しく、かつバランスの良い食事を摂った

・特に高いパフォーマンスを発揮したい予定を控えている場合、その時刻の前の適切なタイミングで適量のおやつを摂り、コーヒーを飲んだ


and more......

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このようなことが、僕の手帳の赤いマスキングテープが貼ってあるページに書き込まれています。ちなみに、青いマスキングテープが貼ってあるページには、上記の箇条書きにあるような条件が満たされなかった、といったことが書いてある場合が多いです。



・手帳の効能



好きな色や柄のテープを貼ったり(そのはみ出させ方を微調整したり)、好きな色のインクで書いたり、線か文字か図か分別の難しい書き込みをしたりといったことは、なかなか手持ちのデジタル端末上で同じようにすることは難しい部分もあります。


手帳は、家のいつも目につくところに置いています。もちろん持ち歩くこともできますし、手帳として以外の機能を持たないというところが良いような気がしています。表紙の皮の色や質感、ページをめくる際の触感など、(あたり前ですが)見たり触ったり、書いたり貼ったりする際の身体的な刺激があります。


手帳は、半年以上前の僕の生活にはなかったものです。今でも、スケジュールはデジタル上で管理しています。あくまで「体調管理」や「パフォーマンス」を考察するための日記帳として利用しています。ずぼらな僕は、こうして手帳に書いてみることなしには、ごく当たり前のような自分の体調に関する法則にさえ、気づかないでいたかもしれません。もしもこれをデジタル上でおこなっていたら、すぐに埋もれさせてしまうだろうし、見返すこともあまりなかったかもしれません(あくまで想像ですけれど)。元来、整理整頓をあまりせず、混沌とした環境をそのまま受け入れる性分なものですから……