やきもき倶楽部 〜容認?否認?水遊び〜

水たまりで遊ぶ、息子(2歳)。僕は、これを放置します。妻は、こういうの、見ていられないんだと思います。こういう息子の行動を僕が放置できるのは、息子と僕だけがそこにいて、妻がいないとき。妻がいると、息子の行動に彼女がやきもきしてきて、やきもきしている妻を、僕は見ていられなくなる。だから、僕もなんらかの手を打つことになる。自分だけその場から離脱するとか、息子を連れて離脱するとか、妻だけを離脱させるとか、息子の注意を現在の行動から逸らすとか、場所や行動をやんわりとシフトさせるように働きかけるとか、やんわりとでなく半ば強制的に場所や行動を変えさせるように働きかけるとか、もろもろです。


水たまりで遊ぶと、ビチャビチャになります。息子は、楽しそうです。楽しいでしょうね。大人だって、水辺ではしゃぐことってあるでしょう。(ないか?)ビチャビチャになったあとが問題です。冷えるし、不衛生ですから、最低でも着替えるとか、あるいはシャワーを浴びたり、お風呂に入ってから着替えるとかしなければなりません。そうした対応に至るまでが長引いてしまえば、それをきっかけに、風邪をひくかもしれない。


僕は、水で遊ぶ楽しさのあとにやってくる、服や靴が濡れたことによる寒さだとか、身につけたものがまとわりつく不快感・重さだとか、その状態で着替えが可能な場所まで我慢して歩いて移動したりする辛さを含めて、息子に体験して欲しいと思っています。なんなら、その辛さのオマケに風邪をひいたなら、息子にとってより忘れがたい体験になるだろう、程度に考えています。まぁちょっとそこまでいったらかわいそうという気もしますが、僕にとっては許容範囲です。これが、おそらく妻にとってはそうでないのでしょう。そこの差によって、僕たちの日常のあらゆる「やきもき」が生まれてきます。


この「やきもき」に対して、僕は先述のような、ざまざまなタイプの「手」を打つことを試みます。そうした結果、どうなったかを受けとめます。さらに「やきもき」してしまったなんてことももちろんあるし、「あぁ、おさまったな、良かったな」なんて結果が得られることもあります。


これが、僕にとっての「水遊び」なのです。


なんてことを妻に言ったら、また「やきもき」されるのかもしれません。